セクシィ川柳 (メディアファクトリー新書 25)
セクシィ川柳 (メディアファクトリー新書 25) / 感想・レビュー
斎藤元彦そっくりおじさん・寺
江戸時代に生まれた短詩文芸・川柳。その中にある「破礼句(ばれく)」と呼ばれるエロ川柳で伺う江戸の生活。序章は川柳成立の歴史をコンパクトに纏めていて勉強になる。以下気になった句を抜粋「入り婿は聞かずに抜いて叱られる」「立て膝の女いびつに口を開き」「菱形の口を開いてるあぐらぼぼ」「中指でさねを釣ってる握りぼぼ」「孕んだと聞き一人逃げ二人逃げ」「気を大きく持て若後家はさせる(何だこれ)」「張形のそばに役者絵取り散らし」「小間物屋にょっきにょっきと出してみせ」「させそうな身振りで弟子がやたら増え」成程。
2015/02/17
ちくわん
セクシィ古文が第一希望だったが本書を先に入手。なかなかよかった。江戸時代はオープンだったのね。しかし、昨今の状況を考えると、江戸ほど艶っぽくなくなってきたのだろうか。私個人はご隠居のごとくまだまだ、これからも(願望)。しかし、隠語のオンパレード。ほぼブラジル。
2018/09/15
カインズ
【色から入る川柳】セクシィな内容を詠んだ川柳を紹介しつつ、そこから様々な江戸文化を説明する一冊。時代小説を読むときに役立ちそうな知識があり、川柳だけではなくそちらの点でも楽しめた。妻に頭が上がらない入り婿の苦労や生臭坊主等、現代人からしても共感できるところがある。そんな内容を川柳が持つ洒脱さで粋に皮肉っているから面白い。冒頭では、川柳の背景も詳しく説明されており、川柳入門にもなる。イラストも艶っぽいもので良かった。
2011/11/15
かめかめ
かなりエロイ川柳が300掲載されています(笑)。イラスト付きの解説まで。 「江戸時代なのにこんなにエロイ」と思うのか、それとも「どの時代でも人はエロスを求めるのだなぁ」と思うのか。やはり後者かなぁ。 モロに見えるより、見えそうで見えない方が想像力をかき立てるのでセクシィと思うのだとすると、ただ17文字だけの方が想像力の極限に達するので、ひょっとするとかなりセクシィかも知れませんね。
2013/05/16
小林洋介
エロ川柳がこんなに面白いものだとは思わなかったです。
2013/11/18
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