ニート女と小学2年生 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
ニート女と小学2年生 (MFコミックス フラッパーシリーズ) / 感想・レビュー
演習家康くん
作者名を見て手に取りました。こんな話も書いているんだァって。ニート女は小学2年生の女の子にあの時に傷ついた自分を見たんだね。小学2年生の彼女のことをメル友って思っちゃう時点でまだ心の傷は回復してない。でも、メル友ができたことで外の世界に出ていこうという決断ができたのは素晴らしい。告られたことで相談に来た中学生になった小学2年生と勤め先の花屋の店長に告れないニート女は最後は立場が逆転。そうだよね、前に進まなくっちゃ。2人とも玉砕したっちゃったけど。短編集ですが、丸まる一冊分読みたい作品ばかりでした。
2013/09/25
ほむら
っていうか魍魎の匣の人かよ!雰囲気違いすぎて全く気づかなかった…。しかし女の子描くのが上手い人だなあ…。表題作も良かったけれど、歴女の子の話がすごく好きかもしれない。短編集のような感じなんだけれど、ひとつひとついい感じでまとまっているし好きだなあ。
2012/03/08
歩月るな
最小の登場人物で話を膨らませて畳みかけていく短編小説的な手法の作品を空間的な演出で魅せる高次元短編集。表題作のタイトルの醸す雰囲気からここ数年のWEB漫画的な雰囲気を感じるが2011年刊行だったりする。その雰囲気から……的なもの、最近流行っているっぽいもの的な何かを掬い取るのは難しく思われる。が、におわせてはいるのかもしれない。このネタを短編で書いてくるかぁ、と言う鮮やかさはちょっと見事すぎるくらいあっさりしていて個々の作品も抜群。「奇想を盛り込んで少女の成長を描く」と帯にあるが安恵さんも少女なのである。
2018/05/05
内緒です
みんな繊細だな。
2013/01/03
MTTとろろ@ご無沙汰でした
表題作はニート女さんと年齢が近く、ニート女さんに共感しながら読んでました。でもひきこもりからあっさり復活したなぁ…と思わなくもない。個人的に好きな物語はタマネギの物語。生理的な涙と感情的な涙を重ねていて上手いなぁと思いました。最後の物語が表題作の続編だったのですが、「人生は一方通行、下を向いても後ろを向いても前には進めない」という言葉が頭から離れなくなってしまいました。不思議と励まされ、夢のある短編集だと思います。
2011/11/20
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