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和の色洒落色

和の色洒落色

和の色洒落色

作家
おおたうに
出版社
メディアファクトリー
発売日
2012-02-17
ISBN
9784840143790
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和の色洒落色 / 感想・レビュー

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ひめありす@灯れ松明の火

お気に入りな青磁のドレス。自分の結婚式では着たくないけど、友達のお式になら着ていきたい……と思ったら、先日似た色のワンピースを発見して買っていました。とろりとした色合いが昔弟妹に貰った翡翠のネックレスに似てて懐かしい。きっと西洋人の真っ白な肌より、少し黄色い膚の方が、あの色は映える。黄色いけれど、大切に手入れされたしみのない、きめの細やかな肌を持つ人達。日光を避けるなよやかな指先。翳りの見える睫毛。白粉の匂い。紅を刷いた唇を、あのしっとりと冷たいふくよかな肌の陶器につけたのだと思うと、何だかとても淫靡。

2012/05/10

ヒデミン@もも

図書館の棚で表紙の女の子と目があった。何回も読み返して手元に欲しくなった。ダ・ヴィンチで連載されていたらしい。季節の和の洒落色に合わせたおおたうにさんのイラストも魅惑的だけど季節ごとのエッセイ枕草子とうにさんのお気に入りの品々の写真の趣味が良いわ〜。瑠璃色は正倉院の紺瑠璃の杯!?、萱草色かんぞうは百合に似て一日だけ咲く別名忘れぐさ!?、鶸色は夜明けの海。雲母は宮沢賢治の「やまなし」って高度すぎるうにさんの想像力❢ちなみに雲母は「きら」 

2015/10/23

ひめありす@灯れ松明の火

雑誌『ダ・ヴィンチ』での連載を一冊にまとめたもの。ご本人も他の書籍の中で、あれはいったいどうなるのだろうか……?と仰っており、きっとお気に入りのテーマだったのだろうなあと思います。古典的な淀みのある色合いと、いかにもうにちゃんらしいキラキラホログラムの表紙ととっても彼女らしい本に仕上がっています。女の子もお花も、お洋服も全部彼女らしさにあふれていてすごく可愛い。名だたる文筆家たちと肩を並べての連載で、文章も力入ってますが、できるならエッセイパートもうにちゃんの癖のある文字で読みたかったなと思います。

2012/04/28

氷風

春生まれだからかな。どの季節もお気に入りの色があったけれど。春色は全部大好き。なんとなくパステルぽくって鮮やかな色が多い。繊細な色の表現に思わずほぉっとため息が出てしまう。乙女たちのキュートでもあり、おしゃまでもあり、やんちゃ・・・?でもあるイラストがいっそう色をひきたたせている。

2012/06/24

紫伊

見ているだけも楽しい本。色を表す日本語ってとても綺麗。単純にピンク、といっても珊瑚色、桜色、朱鷺色、掻練などなどいろいろ。そして色紹介とセットで可愛いお洋服。今まで身に付けたことない色も身に付けてみたくなりました。個人的に「琥珀色」の長い年月をかけてゆっくり固まってできた色というのにときめきました。琥珀ってとても幻想的。

2016/06/01

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