セクシィ仏教 (メディアファクトリー新書)
セクシィ仏教 (メディアファクトリー新書) / 感想・レビュー
斎藤元彦そっくりおじさん・寺
【読メエロ部】私も日に日に信仰心は薄れているが、まだまだ仏教の徒の端くれなのだと思う。じゃないとこんな本は手に取らない。お釈迦様は邪な性を否定しているのに、戒律を掻い潜って性を楽しんだ日本(またはインド)の僧侶の話が古典文学に出てくる。基本的にはそういう説話の現代語訳が中心の本である。書いているの女性の著者近影が和服の色っぽい熟女であり、時にエロい書き方になっているので嬉しい(笑)。菊池寛が小説にした説話もあった。挿絵は手塚治虫タッチで下ネタを描く田中圭一。この人の絵は性をおおらかに肯定していて好きだ。
2016/10/30
月讀命
メディアファクトリー新書は、この『セクシー仏教』の他、『セクシー古文』も出版している。取っ付きにくそうな分野には、アダルト感覚で迫るのが常識ですね。昔、ビデオが発明された時、大量のアダルトビデオが販売され、ビデオ機器の販売が増加しシェアがUPした。インターネットは、アダルトサイトの利用の増加によって普及し、利用率がUPした。物事を世間に広げる為には、アダルト感覚で迫れば爆発する。解りにくい分野にはセクシー感覚で迫る。『セクシーDNA』とか『セクシー相対性理論』とか発売されれば、みんな簡単に読めちゃうかも。
2012/09/15
oldman獺祭魚翁
仏教というものを性的な面から解説した本。田中圭一の挿絵が楽しい。本来は非常に禁欲的な宗教だった仏教が伝播により変質してしまうが、古典籍からの事例をひいて、解り易く解説している。 現在の若者には葬儀等でしか接触が無いかもしれないが、こういう本でその人間性を知る事も勉強になる。
2017/12/13
かおりんご
大掃除をほったらかして読んでしまいました。2より、断然面白かったです。お釈迦様が弟子たちと行ったイン戒に関する問答や、一休さんの裏側など、セクシーな視点からみると、また面白い。人間らしいお話ばかりでした。
2013/12/29
onasu
終日雨の晩秋、寒さも忘れてセクシィ説話を読み耽り。女犯話し≒下ネタは、寒さをも凌ぐ煩悩か!、てなことで合掌? 仏教の略史と日本でのあり方にも触れつつ、仏教説話の中の女犯の話しを綴った本書。女と交わりたくて、仏道修行をするという説話がありましたが、本書を読み進めるエンジンは正にそれ。もっと破戒僧の女犯話しが読みたい、て煩悩が手にのりうつって、頁をめくらせます。う、速!、好きもんやねえ…。 生きた観音様とは、いつでも同床したいですが、稚児とは遠慮しときます。そこいら辺は、現代でよかった。
2012/11/23
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