ダメダメ人間 それでも走りつづけた半生記 (文庫ダ・ヴィンチ)
ダメダメ人間 それでも走りつづけた半生記 (文庫ダ・ヴィンチ) / 感想・レビュー
大泉宗一郎
『水曜どうでしょう』では本当に寡黙な人で、何を考えているのか傍目にはわからないところもあるのだけれど、この本から僕らは「ダメ人間」ことミスター鈴井の様々な側面を垣間見ることができる。まず文筆家としてのミスター、「どうでしょう」におけるミスター、社長としてのミスター、その他、劇団主宰、タレント、映画監督、夫、父・・・、と数えたら切りがないが、そこにいるのは、いつものひた向きなミスターの姿であり、絶対にダメ人間などではない。散々失敗しているのに、それでも立ち上がろうとする彼の背中には、静かな感動がある。良書。
2015/04/06
岡本
前作では会社設立まででどうでしょうの事はあまり語られなかったが今作では番組についても少々語られている。但しどうでしょう本では無いのでそれを期待して買った方は残念かも。ミスター個人を詳しく知りたい人にオススメです。そして文庫版限定のコバケンとの対談も必見。
2014/03/26
はち
社長、こんなことまで暴露していいんですか?としか叫べない一冊。社長になってからの20年、水曜どうでしょう、映画監督、常に迷って常に自己嫌悪と戦い続けた男のあまりに痛々しい自伝。韓国映画留学についてかなりの記載があるのだが、それだけインパクトのある留学なんだろう。
2012/08/31
ち~
鈴井さんの周りの人のおかげで、才能が認められたのでは?でも、それも鈴井さんの持っている才能があってこそ。「ダメ人間」から読んでみて、天邪鬼・鈴井さんの今後お活躍がますます楽しみになりました。 「水曜どうでしょう」の裏話、とっても楽しかった!!!
2012/08/27
緋莢
何をやっても長続きしなかった20代。それでも、妻や周りの人の助けもあり、30代で会社を設立、徐々にTVでの仕事も増えてきて、後に大人気番組となる「水曜どうでしょう」に関わる事に。成功しながらも、絶えず自分のやりたい事や進むべき道に悩んでしまう。タレントであり、社長であり、映画監督でもある“ミスター”こと鈴井貴之の30代~40代後半の姿を描いたエッセイ。
2012/09/04
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