男たちの怪談百物語 (幽BOOKS)
男たちの怪談百物語 (幽BOOKS) / 感想・レビュー
鷺@みんさー
「女たちの~」に引き続き、こちらもそうそうたるメンバー。作家陣だけでなく、「怪談社」の現役怪談師の二人がまたいい味を添えている。短い話が続く中に、人間の執念が恐ろしかったり、不可解なまま放り出される気持ち悪さなど、外れのない話が頻出。特に、奇妙な泣き女に火をつけてと促され、家が全焼した時に「良かった。これで終わりだ」とほっとしている家族の話が一番怖かった。やっぱり怖いのは人間…。狐狸妖怪の話もいくつか有り。
2018/11/23
p.ntsk
『女たちの怪談百物語』の姉妹本。10人の男性怪談作家が前作同様、実際に集まって形式に則り怪談会を催したものを収録したもの。夜中に読んでいたら突然スタンドの灯りが消えてビビりました。これは偶然それとも・・・。
2016/08/24
ミロリ
表紙が凄い。この人が○○氏だゲームをしたのですが見事外れました(笑)バラエティ豊かで読みやすかったです。目次を見ずに印象深く残っている話は、諦めのいい子、デコチン君、コノエさんです。「女たちの怪談百物語」は機会があれば読もうと思います。
2015/07/11
ネムコ
一時、実話怪談から足を洗っていたのに、黒木あるじさんの本と巡り遭って怪談世界に舞い戻ってしまったワタシ。ただ現在は、実話怪談なら何でもいいというわけではなくて、作者読みをしております。本書はそのお気に入りの作家さんが参加した百物語。みちのく怪談の雄、黒木あるじさん。山登り奇譚の語り部、安曇潤平さん。沖縄怪談の開拓者、小原猛さん。楽しませて頂きました。ただこれを生で聞いたなら凄いクオリティーですが、読み物としては完成度はイマイチと言わざるを得ないのが残念。安曇さんの「諦めのいい子」が笑ってしまいました。
2018/05/29
かおりんご
ホラー。聞いたことのある話もあったけど、知らない話もあった。まだ怪談社の2人が、紙舞、沙那と名乗っていた時代の本。たまたま手にしたけれど、彼らの話を読めてよかった。
2021/05/28
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