セクシィ仏教2 (メディアファクトリー新書)
セクシィ仏教2 (メディアファクトリー新書) / 感想・レビュー
月讀命
セクシー仏教の第2弾。仏教では、女性は煩悩が強いと言われている。蚊の尿で大地を潤す事が出来ない様に、女性を満足させる事は出来ない。一人の女性がガンジス川の砂の数ほどの男性と性関係を持ったとしても、彼女はまだ満足出来ないであろうと言われるる様に、男性に比べ情欲が深いとも言われている。この本は、釈迦が悟りを開いてからの2500年の間、印度から日本に伝わる仏教の教えを尼の逸話を中心に、女性に焦点をあてて物語っている。・・・女性がそんなに欲情が強いのなら、私に対して煩悩を燃やし心と體を開いて貰いたいが・・・駄目?
2013/06/30
かおりんご
おもしろい観点でした。女性の方が、煩悩が多い・・・確かにそんな気がします。時代的なものも、あると思いますが。ほかの方のコメントを読んでいると、どうやら1冊目の方がおもしろいみたいなので、図書館で探してきます。
2013/12/13
れじーな
仏教を下世話な方面から学んでみよう、な第二巻。下世話度は更に下がって、普通に罪深い人々の信仰の大切さが書かれている感じです。二巻は女性の罪深さがメインです。何もしていないのに勝手にたぶらかされた男がその責任を女に押しつけるのはどうなの? と思わないでも無いのですが、女性の方がより愛情深く、それ故に苦しむ、といわれるとちょっと分かるかも、とも思うのでした(苦笑)。人間味溢れる説話を読んでいると、悟りをひらくのは素晴らしいことかも知れないけれど、皆が皆悟ってしまうのは逆につまらないのでは、という気もします。
2013/05/10
Juichi Oda
仏教文学研究者である女性が著者。人が生きていく上での苦しみの最大のものは愛、愛への執着、そして性。その苦しみから人々を救うために仏教ほど真正面から向き合っている宗教はない・・・そうな。特に女性はその苦しみが男より大きいとか。2500年前のインドから江戸時代の日本まで、女を軸にして仏教にまつわる性愛の世界を紹介する第2弾。1冊目よりソフトで、心の苦しみを扱う要素が増え、一方で滑稽な話も多く、気軽な一冊です。とはいえ、仏教文学は奥が深そう。「とわずがたり」とか「日本霊異記」とか原典も読んでみたいなぁ。
2013/01/17
すずきみのる
性行為をしないのが基本である僧が戒を破る話が多いことに改めて驚きました。日本で江戸時代までは、戒律を守らない僧侶に処分がなかったというのは本当なのか気になりました。
2012/12/28
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