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原子爆弾とジョーカーなき世界 (ダ・ヴィンチブックス)

原子爆弾とジョーカーなき世界 (ダ・ヴィンチブックス)

原子爆弾とジョーカーなき世界 (ダ・ヴィンチブックス)

作家
宇野常寛
出版社
メディアファクトリー
発売日
2013-06-21
ISBN
9784840152112
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原子爆弾とジョーカーなき世界 (ダ・ヴィンチブックス) / 感想・レビュー

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ケー

少し前の現代カルチャーの批評集。もともとは連載なので字数制限があることもあり、消化不足の点も否めない。ダークナイトライジングやエヴァンゲリヲンの批評が特に面白かった。もう少し深く掘り下げた批評も読みたい。サブカルチャーを「夜の世界」に押し込めるのもやや無理があるような。現代のサブカルチャーはどちらかというと、メインカルチャーとホンモノの地下文化との汽水域的な立ち位置かなあ。

2016/11/13

ころこ

著者がデビューした2008年から現在までのちょうど真ん中に位置する、2012年3月から2013年4月まで続いたサブカル作品と社会時評です。著者の見解は、市場の生む欲望は時代を先回りして反映するというものです。そこで著者は、各回で取り上げた作品を、多くのスペースを使って分析します。その作品に興味が無い読者には読み通せない程、作品に沿っています。生憎どの作品にも興味が薄かったので、上手く読み通すことは出来ませんでした。同時並行で宮台真司の映画批評を読んでいますが、こちらは作品を観なかったとしても、読み応えのあ

2017/09/14

梟をめぐる読書

『ダークナイト』と『エヴァQ』の批評を目当てに読み始めたが、どの評論も期待以上にスリリング。「夜の世界」に属する新しい想像力によって〈いま、ここ〉の地勢図を書き換え、肯定的なものにしていくためのヒントに満ちている。ただ震災によって「分断」されてしまったものには「日常」に対する人々の感覚そのものもあるはずで(「余震」も「放射能」も現実的な脅威とされていない地域では「否応なく回復した日常」はあっても「ノイズのように侵入していく非日常」の感覚は甚だ希薄である)、そのあたりの困難は記述されるのか、今後が待たれる。

2013/06/20

yamikin

メモがいらないからkindleで読むのにピッタリでした。最近の著者の傾向として、著者自身にとってのあるべき社会システムや、そう捉えている社会構造があって、それを個々のサブカルチャーの中に見いだして「ほら、言ってる通りでしょ?」っていう手法が定着してます。でも、そのとらえ方自体がわりとシンプルな図式だから金太郎飴的な批評になってるような気もしなくもないです。でも、そんな真面目に読むべきものでもないと思うので(実際娯楽的に読んだし)。今後も深いサブカル(特にAKB48)批評を期待してますよ、っと

2013/08/05

ダンボー1号

雑誌ダヴィンチに書いてる人だ、原子爆弾とは穏やかでないなという程度の知識と好奇心で読む。難しげな言い回しは苦手だし書かれたアニメテレビ番組映画小説AKB関連大半観ていなかったので堪能は出来なかったが読みごたえはある。バッドマン・七夜物語にはいつか観たい読んでみたい。 ウルトラマンは米軍で非力な地球防衛軍は日本で怪獣は東側の人という国防問題の意味があるとは全く子供の時考えもつかず、大人になってそういう意味付けするのが評論家さんたちのお仕事か・・・と感心する。

2014/10/12

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