※キノの旅2 the Beautiful World (電撃文庫 し 8-2)
※キノの旅2 the Beautiful World (電撃文庫 し 8-2) / 感想・レビュー
スズ
魔法使いの国・自由報道の国・本の国・優しい国の4ヵ国とその他短編を収録した、クールな黒髪の少女キノと、喋るバイク・エルメスの旅物語の2巻。相変わらず人間の醜い一面や己の価値観だけが正しいという愚かな考えに陥った人間の危うさを皮肉とブラックユーモアで教えてくれる作品でした。本の国は読書好きとしては最高の国でしたが、読書を楽しむ事だけが重要視され、読書を通して得た自分も自分だけの物語を書きたいという気持ちが異常だと排除される国で、私ならいつか車にありったけの本を積み込んで壁の外へアクセルを踏み込んでしまいそう
2018/08/08
とら
超久しぶりのキノ。でも短編なので心配いらない。改めて読んで思ったのが、オチにとことんこだわっている、ということ。百田尚樹さんの「幸福な生活」みたいな。もうほとんどその期待をしながら読んでいるに等しいから、そこに至る過程がつまらなくてもなんでも読み切れる。でも過程も普通に面白いから困る。本の国で出てきた『重力は四十五歳で窓を割る』と言う題名の本、センスがありすぎると思った。読んでみたい。続・絵の話で、五年前に終わった戦争のことをいつまでもグチグチ言うなと言う場面があったが、これは今の中国や朝鮮人を連想した。
2014/01/23
♡手嶋♡
何が正しいのか?誰が正しいのか?何か正しいのか?誰か正しいのか?やっぱ運、大事だね!「魔法使いの国」ああ、こういう話好きだなぁ。ロマンティック。理屈うんぬんよりも、誰からの応援がなくても、ひとりで何かを成し遂げる姿に感銘をうける。憧れるなぁ。「帰卿」これでよかったと思った。国に帰って現実、絶望を間の当たりにするよりも、男の人生はあそこで終えた方がよかったかと。偶然とはいえ、同じ所に行けた方がよかったかな。今回も最高な旅をありがとう。うん、この頃からあとがきの暴走が始まったね!wでは次の国へいってきます。
2016/10/17
まりも
すごく読みやすい短編一つ一つにちゃんとメッセージが込められているのですごく読みがいがある。「自由報道の国」と「優しい国」がお気に入りです。視点が変われば伝わり方も当然変わってくるし情報を受け取る側はそのことを考えた上で情報の取捨選択をしないとダメなんだよなぁ。これが難しいんだけどね。優しい国、なんで逃げないのとは思うけど故郷で過ごした思い出が大きいからなんだろうな。キノのこの重たさは良い重たさなんですよね。
2014/02/01
♡手乗りタイガー♡
-何が正しいのか?誰が正しいのか?何か正しいのか?誰か正しいのか?-プロローグ…想像するだけでキノ可愛うぇえええぇ!でも確かに同じ状況やったらあたしもこういう反応になるwやっぱ運、大事!「魔法使いの国」…ああ、こういう話好き~…ロマンティック!理屈うんぬんよりも、誰一人として応援がなくっても、ひとりでも何かを成し遂げるって姿に感銘をうけたー。憧れるなぁ^^v続き↓
2013/11/10
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