奇蹟の表現 (電撃文庫 ゆ 2-1)
奇蹟の表現 (電撃文庫 ゆ 2-1) / 感想・レビュー
いよ
やっと読み終わった!地元図書館にて借りた。大学の文芸部にこれと全く同じ題材、文体で小説を書く人がいて、相性の悪さも何故か同じ。当時の大賞作品や当時あったレーベルを確認していると、受賞に頷ける作品だった。読メのレビューでは感触がいいが、私はまったく逆の評価に…。ナツの設定はよかった。しかし、三人称なのにシマの心情が推測で地の文に入っていたり、機械の体の描写が少ししつこかったように感じた。しかし、文芸部で同じテイストの作品に出会って批評してなければ、たぶんまた違う感想になったと思う。続きは読むつもり。
2016/10/14
ひのえ
けっこう面白かった。そんなに暗い話でもなかったし、かといって明るいわけでもなく、その辺の塩梅が丁度よかった。内容もしっかりしていたし、読みやすかった。漢らしいシマには好意を持てたし、ナツの言動も子供らしさと意地があってよかった。ただ、全体としては魅力に欠けてしまうのが惜しいところ。
2014/05/05
ナス隊長
一時期、電撃小説大賞の受賞作を全て読んでいた。確か銀賞。猪面サイボーグ化した元やくざのおっさんが、強気で頑固なクリスチャンの少女を守る、レオンやタイガーマスクの香りがする物語。孤児や臓器売買とかなり暗い展開を見せるが、ガタが来てる身体をフル稼働させて頑張るサイボーグ(蒸気機関式だっけ?)おっさんが好感触。イケメンじゃないヒーロー、いいじゃない。自分がKEIさんのイラストを初めてみたのはココかな。
2013/01/06
たろ
改めて…表紙の印象通りの作品ですね。途中表現がガチャガチャしますが、それさえ気にしなければ気軽に読める作品だと思います。
2014/09/11
鑑真@本の虫
最近のラノベはある程度の有名作をなぞるものも少なくないため、話の展開や終着点のパターンが定まっていることが多いが、こういう独自路線のハードボイルドな作品もたまにはいいな、と感じた。 シマが素敵です。続編を手にしたいとは思えなかったが、良作であることは断言する。
2012/12/26
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