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わたしたちの田村くん (電撃文庫 た 20-1)

わたしたちの田村くん (電撃文庫 た 20-1)

わたしたちの田村くん (電撃文庫 た 20-1)

作家
竹宮ゆゆこ
ヤス
出版社
メディアワークス
発売日
2005-06-10
ISBN
9784840230667
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わたしたちの田村くん (電撃文庫 た 20-1) / 感想・レビュー

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まりも

再読。女の子の為なら無茶な行動も出来ちゃう女々しい系男子・田村君と、重たい問題を抱えた女子二人の青春を描いた物語。竹宮ゆゆこの原点となる作品なだけあって色々と粗い部分もありますが、デビュー作だからこそ出せる味みたいなのがこの物語にはありますね。主人公もヒロインも今後のゆゆこ作品の原型的な感じがしますわ。おバカなラブコメの皮を被りながらも、ドロッとした現実的な描写も光る、そんな感じの重ため青春作品なので、爽やかなのを期待してたら痛い目にあうのよね。そこが好きなんだけど、初めて読んだ時は衝撃的やったなぁ。

2016/07/18

Takayuki Oohashi

何と切ないラブコメでしょう! ヒロインの一人、松澤の「故郷の星に帰る」という言葉にあんな裏が隠されているとは……。115頁のヤスさんのうさぎ耳の真似をしている松澤のイラストには、涙が止まりませんでした。凄くイイ(笑)。もう一人のヒロイン、相馬も、だんだんと主人公の田村に惹かれていく描写が切なくて好きでした。田村だけが素直に接してくれるんですよね。僕も女性だったらそんな彼に惹かれると思います。文章も非常に読みやすく、分かりやすく、一読だけで物語を理解することができました。個人的に竹宮先生のファンです(笑)。

2016/08/21

Yobata

中学生最後の夏、クラスで恋愛がブームになり、兄と弟は天才,そんな三兄弟の真ん中で凡人の田村雪貞は、一人の少女に目を付ける。その少女・松澤小巻は見目麗しいが、進路調査票に「故郷の星に帰る」と書く不思議少女だった。田村はめげずに会話を試みるが彼女にはある秘密が…。そしてバレンタイン、兄と間違えられ部屋に石とチョコが突然投げ込まれる。無事に志望校に進学すると同じクラスにその投石女がいた。彼女は相馬広香,学校随一の美少女にしてツンドラの如くクールな女だったが、正体を知る田村はある出来事で彼女と接近する事に…。→

2013/09/16

YO-HEY@紅蓮ロデオ

初のゆうゆこ作品。ハーレムものだと思って回避していたけど、薦められて読。すみませんでした。ただの良作ラブコメじゃないですか。実にツボでしいた。ゆゆこならではのボケも面白かったですし…ゆゆこの文章が上手いです。田村君のキャラも好きです。

2010/03/09

nob

竹宮ゆゆこのデビュー作。普通の学生田村くんが暗い事情を持つ2人のヒロインに告白したりするラブコメ。天涯孤独の身になってしまった少女松澤小巻、虐められて不登校だった少女相馬広香。どちらも想像出来ないくらい辛い事なんでしょうが、田村くんがいたからどうにかなったのだろう。カッコいいじゃないか。ゆゆこらしい主人公だと思う。巻末の短編ではとらドラ!のスピンオフ3巻で出てきた謎の少女も出てきた。かなり痛い少女だったが、そういう事情だったのか。次巻もすぐに読む。

2017/04/02

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