灼眼のシャナXVI (電撃文庫)
灼眼のシャナXVI (電撃文庫) / 感想・レビュー
Yobata
クリスマスの日、悠二の存在が消える。母親である千草もクラスメイトもいなくなった悠二のことを不自然に思わない世界の中で、シャナと一美は残された手紙を頼りに悠二の生存を信じていた。そんな御崎市に紅世の徒と同じ気配を持つ人物が来訪する。それは「大命」へと動き出したバルマスケの盟主“祭礼の蛇”であり…。悠二が「創造神」“祭礼の蛇”と同一化してから第一話。祭礼の蛇化した悠二はシャナだけでなくマージョリー,ヴィルヘルミナのフレイムヘイズ三人同時でも圧倒するほど強いんだけど、相手の気持ちも考えず自分の判断で勝手に→
2014/06/13
翔
ハワイの番外編だった前巻から現代の本編に戻る。悠二が祭礼の蛇と同一化したことで消えたトーチ同様一般人は悠二の存在自体綺麗さっぱり忘れてしまう。祭礼の蛇と同一化することで強くなったうえで君を守りたいとか言われてもなーそういうんじゃないんだよなーとしかならへんやろ…そして事実を知ったことで精神崩壊したマージョリーはこの後どうなるのか…
2021/10/08
ソラ
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 一人の少年が空であった玉座に着いた。鎧った凱甲、靡く衣、その全てが緋色で、頭の後ろから漆黒の竜尾が伸びている。周りに控える“紅世の徒”らから「盟主」と呼ばれた少年は、一同を睥睨し、そして命を下した。「盟主」たる少年が、御崎市で待つ彼女たちの許に戻ることは、無かった。古の王“祭礼の蛇”を奉迎した「仮装舞踏会」は、「大命」へと静かに動き出す。
2008/03/01
志摩子さん
悠二がたとえば完全に意識を乗っ取られたというのなら、端的に言って「よくある話」。でも、そうじゃなかった。悠二は悠二のまま、他の意識と重なり合いながらも、確かに全く悠二のまま。物語の根幹を転換させるこの展開はかなり凄まじいものではないかしら。
2016/01/30
紅羽
登録が次巻である17巻と逆になってしまいました…。やっとあのクリスマスから物語が動き始めました。今思えばあの悠二がこんな変貌を遂げるとは思いませんでした。それだけにシャナや吉田さんの想いを考えると切ない。
2015/02/08
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