C3 ‐シーキューブ‐II (電撃文庫 み 7-8)
C3 ‐シーキューブ‐II (電撃文庫 み 7-8) / 感想・レビュー
Takayuki Oohashi
大塚英志が「キャラクター小説の作り方」の中で言っていた、既存のお約束やパターンの組み合わせによって「スニーカー文庫のような小説」が作られているということの、典型のような小説ですね、この作品は。ドジっ娘や巨乳娘など、そのオンパレードです。しかしそれでも僕はフィアちゃんが好きです。海外っ娘なのにおせんべとお茶が好きなのは1巻と変わらずです。フィアちゃんの「私は……役立たずだなあ……」という呟き(嘆き?)に対する主人公の春亮の返しにはグッときました。ラストきな臭い展開ですが、二人の関係がずっと続くといいですね。
2016/10/10
Yobata
学校へ通う事となったフィア。春亮の父親とも知り合いで融通を利かせてくれた学園長の元へ挨拶に行くと、学園長の預かっていた呪いの人形,サヴェレンティが脱走しており、人の精を吸う呪いを学園中に引き起こし…。フィア学園へ,サヴェレンティ回。呪いを解く,夜知家に世話になる道を選んだフィアに、呪いで暴走するサヴェレンティが現れ、かつての呪いを呪っていただけの自分とダブり、自分の様に解呪できることを知って救われて欲しいと初仕事も相まって精を出すが、なかなか思うようにいかずから回ってしまうと、若々しい失敗だけれども→
2016/05/08
いりあ
C3‐シーキューブの第2巻。先にアニメを観ていたので、あらすじは知っているのですが、1巻よりも格段に面白かった。けっこうミステリー的な感じの部分もあって、ただのエロ、グロ、萌えだけの作品では無かったと思います。人間側の呪いに対する考えが異なるというのは、1巻でも説明されていましたが、本巻では道具側でも呪いに対する考えが異なるという事が説明されており、今後の展開にバリエーションが増えたように思います。ただ、当然ですが、TVシリーズよりもエグイ表現が多いので、そういうのが苦手な人にはオススメしませんよ。
2011/12/20
謡遥
このはが言い訳しながら手助けする所とか、白穂の語りでの鬱屈さとか。いい雰囲気。明確には書けないけど。
2013/07/17
中性色
前巻が配置に終始していたからか、今巻はバランスよく楽しい。正直当時これじゃなかったら読むのやめてたかもしれない。しかし、作者に先を予想させつつ裏切るうまさはこの人が一番かなと思う。まぁ、あのガスマスクを見たらそう思うわな。ただ、この頃はまだ黒成分は薄めかなーと思う。それにしても男でも女でもいけるというのはいろいろとはかどるな。そしてナイスパンチラ。
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