岳麓点描
岳麓点描 / 感想・レビュー
yamakujira
江戸時代中期、富士北麓の谷村藩内での物語。城代家老に仕える若者、軍平が主人公らしいが、彼を軸に話が進むわけではない。それぞれの章もぶつ切りの印象で、中途半端に終わってしまう感じ。新倉掘貫はどうなったのかい。最後もなんだか尻切れトンボだし。もしかして抄録なのかな。内容は、風土記を小説仕立てにしたようなもの。「道志七里」にある「女は~眉も剃らずお歯黒もつけず、男の顔と大して違はないので薄きみ悪い」って表現がおかしいね。 (★★★☆☆)
2014/02/18
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