セリョージャ、放浪のロシア
セリョージャ、放浪のロシア / 感想・レビュー
はる
図書館本。1994年、訳:寄進一、絵:藤川秀之、佑学社。1917年ロシア、子どもたちの運命を思うだけで気持ちがヒリヒリしてくる。主人公のセリヨージャは毛皮のコートをまとって汽車に乗り、そして最後にその毛皮のコートを未来に向かって投げ捨てる。ちょうど百年後の今もすべての子どもたちが幸せだとはいえないけれど。ちょっと手に取りにくい感じなのが残念。YA枠でもっと読まれても良いのに。
2017/01/08
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