抵抗する読者: フェミニストが読むアメリカ文学
抵抗する読者: フェミニストが読むアメリカ文学 / 感想・レビュー
Ecriture
ケイト・ミレットと並んで初期フェミニズム批評の重要な一冊。こういう仕事がなされる前は確かに男性化された読みを強要されてた部分はあったのだろう。特にアメリカンスタディーズの普遍性が男性中心主義的だという指摘は鋭い。しかし、この本があくまで「初期」フェミニズムの重要本だと断らねばならないのは、この本がイメージする女性像もまた普遍的でおしつけがましいものだから。
2010/07/16
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