黄金孔雀 (少女小説傑作選カラサワ・コレクション 4)
黄金孔雀 (少女小説傑作選カラサワ・コレクション 4) / 感想・レビュー
つくよみ
図書館本:ある少女の前に突如現れた、怪人「黄金孔雀」と、魔人「一角仙人」少女の12歳の誕生日を機に、彼女を巡る両雄?の戦いの火蓋は切って落とされた!というお話。昭和20年代の話だけ有って、今読めば、突っ込みどころの数々に翻弄されること請け合い。挿絵に描かれた両雄、特に黄金仮面のデザインのシュールさに呆然。脇を固めるのは、怪しいインド人少年、素人名探偵、美少女探偵、太っちょ警部・・・彼らが織り成す一大活劇。緻密なプロットも、鮮やかな謎解きも無し。考えたら負け。ただ感じれば良い、昭和の息吹を。そんな作品。
2013/09/24
すばる
面白かった〜エンタテイメント感満載!巻末に載っていた次回配本予定の「星に消えた子」も凄く面白そうなのに、出てないらしい…
2016/02/20
888
昭和25年~26年に雑誌に連載されていたお話だそう。それを考えても面白い、というかおかしい、というか、変!!P9挿絵の黄金孔雀を見て欲しい。孔雀の被り物(首部分まですっぽり)をした人の立ち姿なのだが、頭が孔雀の女の人にしか見えなくないかい?ほら、もろ肌脱いだなで肩で、上半身は胸当てだけで、腰から下は膨らんだスカート穿いてる女の人。それからP50の警察官にかける一声の「どうしたのです、警官!?」もチェックして欲しい。おまわりさんじゃないのよ、警官なのよ。色んな意味で秀逸な作品。楽しめる。
2013/09/07
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