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昭和初期世界名作翻訳全集 (181)

昭和初期世界名作翻訳全集 (181)

昭和初期世界名作翻訳全集 (181)

作家
セェ・エフ・ラミュズ
石川淳
出版社
ゆまに書房
発売日
2008-03-01
ISBN
9784843327296
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昭和初期世界名作翻訳全集 (181) / 感想・レビュー

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KUMAGAI NAOCO

シャルル・フェルディナン・ラミュの作品。スイスの田園地帯を舞台に繰り広げられる夫婦間の感情のもつれと愛憎劇。主人公ジャン・リュックは妻の心が自分でなく恋敵オーギュスタンにあると知り、苦悩しつつも一人息子アンリを自ら引き取り、養育する。しかしアンリが事故死した事で彼は正気を失って妻とオーギュスタンの間の子らを小屋に閉じ込め放火して焼き殺してしまう。現代にもありそうな話なのに、読んでいて何故か主人公が悪いとは一概に言い難くなる、そんな切ない話。

2023/05/19

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