わたしの少年少女物語〈2〉
わたしの少年少女物語〈2〉 / 感想・レビュー
がんぞ
子供も牛馬も貴重な労働力の時代、人手間は惜しまれず消費物資は全て貴重。子は親が一生懸命に働くのを見て、夜は酒でも飲んでもらいたいと願う、娯楽にラジオさえ無い。子に高等教育受けさせる収入がある家は少ない。巻末インタビューで、著者の持論「反天皇」で白ける。アナーキーに「身分差をなくせば良い」というが、それだけでは力量差が顕著になるだろう。井沢元彦のいうように一神教のない日本では「天皇の前には平等」で、明治以来の部落解放も進んだのではないか?お金の話が多いが、その紙幣に価値を与えているのも権力だろうに。
2015/01/12
感想・レビューをもっと見る