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ゼニの人間学: 社会の裏のカラクリを暴いたるで

ゼニの人間学: 社会の裏のカラクリを暴いたるで

ゼニの人間学: 社会の裏のカラクリを暴いたるで

作家
青木雄二
出版社
ロングセラーズ
発売日
1995-07-01
ISBN
9784845411191
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ゼニの人間学: 社会の裏のカラクリを暴いたるで / 感想・レビュー

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nobody

人生で一番金がなくて苦しかった時に1200円捻り出して本書を買った。21年後の今やっと完読。満足感に浸る。『罪と罰』で青木が最も強く線を引いたのは私が感想に引用したのと同じマルメラードフのセリフだった。1週間後に地球が滅亡するとしたらどうするか、誰も本音を言わないが青木は私と同じことをすると言っていた。銀行の考えも同じ。人間は確かに欲深くて胡散臭い生き物だが、欲望というエネルギーをもち、未来を想像し、創造していくことのできる動物である。それはきっと他人を蹴落とすことなく得られる幸福を可能にするはずである。

2016/09/30

お気楽になりたいお気楽さん

(一日一節ずつ読む)宗教に関する話が印象的だった。アメリカ資本主義を理想化し過ぎていると思った。「暴力はふるったほうが負けだということを、どんな悪徳金融業者でも充分に認識している」「誰が儲けているのかということを考えていけば、案外、裏側が見えてくる」「神が人間をつくったのではなく、人間が神をつくったのだ」「いくら神に対して祈っても、社会を動かしたり、変えたりはできない」「そんな謀略におどらされた庶民は、高いゼニを払って、つかのまの消費で満足を買う構図が、はっきりとできあがってしまっている」☆☆☆

2024/08/16

startvalue

★★★★

2023/10/12

ぷるっちょ

作中で作者はアメリカの資本主義はアメリカンドリームが未だ残っているから素晴らしい。と言っていたがこの本が出版されてから22年後の現在、それも怪しくなっている。アメリカ社会も確実に荒廃している。後、作者が人間は究極的に唯物論「我在り、故に我思う」なのか観念論「我思う、故に我在り」なのかハッキリさせとかないといけない、と述べているのが心に刺さった。

2017/08/18

ヨッシー

漫画ナニワ金融道は全巻読んでいた。筆者の「本」を読むのは始めてだったが非常に面白い内容だった。17年前の作品だけど、取り上げている社会問題はなんら改善されていないし、より劣悪な資本主義体制に向かっていることに気づかされる。現在も活躍していて欲しかった。今の政治に、世の中に、青木節を聞きたかった。。。他の作品も読みたいと思う。

2012/04/03

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