きっとあなたは、あの本が好き。連想でつながる読書ガイド (立東舎)
きっとあなたは、あの本が好き。連想でつながる読書ガイド (立東舎) / 感想・レビュー
コットン
分からず再読。40〜70代の翻訳家、書評家、作家など10名による読書ガイドで各章3名ずつの対談形式がちょうどいい。『ルイス・キャロルが気になる人に』の章のジョン・ラスキンからのワイルドやプルーストへ話が繋がったり、『痴人の愛』などを書いた谷崎潤一郎のパワフルさとか、『サロメ』を紹介している所とかが良いです。
2023/01/27
コットン
ikuさんからお勧めいただいた朝吹真理子さんが対談されている谷崎の箇所ももちろん面白いんですが随所に読みどころあり。特に大島弓子とミランダ・ジュライの関係性⇒お二人とも作品は未読なので読みたい!。 そして、「伊坂幸太郎がもともとプログラマーなので文学はこうでなきゃいけないという思い入れが全然ないのかな…なるべくいろんな人が読めるように努めている」というあたり論理性のあるミステリーにもなり、時には純文学よりでもある幅の広さを言い当てている。
2016/09/03
Y
本が好きな人の雑談という感じで楽しく読めた。ただ、一人の作家から連想する本として紹介されるものにいまいちつながりを感じられなかった。児童文学を全く通ってきていないので、少しずつ児童文学を読んでみようかなとは思った。谷崎潤一郎の項がいちばん笑えておもしろかった。好きな作家が何人かとりあげられていて、こんな風に読むことができるのかという勉強になった。
2016/06/01
るぴん
図書館本。読メのおすすめより。書評家や作家、翻訳家、大学教授など本の専門家達がテーマに沿って鼎談する読書ガイド。すごく面白かった!『痴人の愛』のナオミの体重について考察したり、三島の作品の中の腋毛について語り合ったり。『サロメ』のヤバさを最高!と絶賛する所が好き。楽しそうに本の話をする皆さんの知識量の多さに驚かされる。こんなトークショーがあったら、ぜひ観覧したい。
2023/05/11
キラ@道北民
座談会方式で、有名作家ごとにオススメが綴られた読書ガイド。著名人のオフ会ですね。レベルが高く勉強になります。谷崎潤一郎と太宰治が楽しく読めそうで、読みたい本が増えました。『不思議の国のアリス』から『下妻物語』へ繋がったのが、一番衝撃でした。連想って面白い!
2017/03/09
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