手塚治虫エッセイ集成 私的作家考 (立東舎文庫)
手塚治虫エッセイ集成 私的作家考 (立東舎文庫) / 感想・レビュー
ぶんぶん
【図書館】何となくブラブラしてこんな本を見つけた。 手塚のエッセイはいろいろ書いていて纏まってないのも、いっぱいあるらしい。 天才・手塚も考える事が多かったことが判る。 しかし、物語と絵を一人で創造するという事がいかに大変かが判る本。 さいとう・たかをと比較しても凄いと思う、さいとう・たかをも凄いと思うが。 たまには、偉人を想い忍ぶのも良いかな。
2022/01/28
あっくん
漫画の神様、手塚治虫のエッセイ集。同時代に生きた様々な先生方の作品考察や、漫画がどのように発展し、どのように姿を変えて行ったのか、そもそも漫画とは何かなど。現在、当たり前に考えられているものを作った人・人達なんだと思うと、その存在感と、一つの文化の始まりはこんなに深く、考えつくされたものなんだと思った。当たり前過ぎて気づくことも無かった事に、ハッとさせられる瞬間が何度もあった。
2017/07/01
そ
創作に対してはもちろん、普段どのようなことを考えているのかもわかって楽しかったです。この中では『マンガと私』が好きでした。ストーリー漫画についての話が面白い。
2022/08/30
zero
手塚治虫があこがれた戦前の漫画家達へのエッセイが興味深かった。
2017/09/10
ぱぱちん
生きている間に「漫画の神様」と言われていた手塚治虫。そんな人間離れした人物が、それぞれの時代の漫画家の作品や人となりについて語りつくしたエッセイ集。好奇心と嫉妬と羨望が、あの膨大な作品を生み出したのは興味深い。あんな大家でも人間臭いところがあったとは意外だ。文中の漫画のプロットで登場人物を縦軸に、場面と時間を横軸に、まるで芝居の脚本のような書き方をされていたのはびっくりした。あれだけ緻密に計算されていたなんて、やっぱり凡人には天才の苦労は理解できない。
2017/10/24
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