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文豪たちの友情 (立東舎)

文豪たちの友情 (立東舎)

文豪たちの友情 (立東舎)

作家
石井千湖
鈴木次郎
ミキワカコ
出版社
立東舎
発売日
2018-04-13
ISBN
9784845632145
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文豪たちの友情 (立東舎) / 感想・レビュー

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青蓮

後世に名を残した文豪達の複雑で愛憎織り込まれた人間関係を解説した「友情の履歴書」。読むと彼等が築き、育み、深めた友情に胸打たれます。派手に喧嘩しても関係が拗れて憎み合っても最後は許してしまう、そんな関係がとても美しい。現代はSNSで簡単に人と繋がれるけれど、それは淡い繋がりで本書のような濃密さはなくて。本当の友情、友達、親友の姿を彼等の交流に教えられるようです。切ないのは死去する友を見送る時。手向けられた弔辞はありっけの友愛を込めて言葉で飾られて。生きて、愛して、物語を書き綴った文豪達の姿に感動しました。

2018/05/27

優希

文豪たちの交友関係が興味深かったです。意外な友情など知らないこともあり、驚かされました。文豪たちの関係性は知れば知るほど楽しいですね。

2020/07/13

里愛乍

とっつきやすいイラストや相関図、思わず食いついてしまう目次の見出し、何より分かりやすく丁寧な文章で、興味は尽きない。彼らの生き様は当人の小説並みにドラマチックだったのだなと他の角度から見た他の人間関係性も知りたいと思えてしまう。巻末のガイドは紹介文も交えてあるので面白く、また読みたい本が増えました。筆者ご本人に纏わるあとがきもちょっぴり切ない。本当に届いているといいですね。

2018/11/20

りつこ

とても面白かった。文豪たちの感受性の鋭さ、身勝手さが素晴らしい作品を生み出し、ここに書かれているような強烈な友情を生み出したのだろうと思うと、なにもかもが愛しい。以前は読まず嫌いをしていた谷崎の作品を最近大好きになったこともあり、ここに出てきた文豪たちの作品をもっと読みたい!と強く思った。未熟でもエゴイストでも身勝手でも、自分の気持ちに正直に生き文学を追求した文豪たちはすばらしい。それを許した時代も素晴らしい。道徳的にどうだこうだと言われる今の時代の方がよっぽど不自由でつまらない。

2018/07/29

sachi

文豪の友情にまつわるエピソード集。昨今の文豪ブーム(?)でお堅いイメージは既にない先生方だけれど、またさらに好きになってしまいます。最強愛されキャラで困ったちゃんの太宰はここにも健在(笑)それにしても皆さん仲良しが過ぎる(笑)そして親友に先立たれた後がまた切ない。早世した文豪も多いなか、長生きした文豪は友人を失い、その遺族の面倒をみたり友人の名を残すために奔走したり…読み物としてもとても面白かったので第2弾も希望。

2018/09/03

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