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死後の恋 (立東舎 乙女の本棚)

死後の恋 (立東舎 乙女の本棚)

死後の恋 (立東舎 乙女の本棚)

作家
夢野久作
ホノジロトヲジ
出版社
立東舎
発売日
2019-12-19
ISBN
9784845634262
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死後の恋 (立東舎 乙女の本棚) / 感想・レビュー

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美紀ちゃん

ロマノフ王朝の呪い? そんな前置きをされたら、嘘臭くて、絶対に聞かないで席を立ちたい。 たった一夜の間に白髪混じりの老人になってしまった24歳のロシア人の老人。 「ハラショ」 ひと通り聞いてみると、気狂いじみていたけれど、私は、本当の、真実の話かもしれない、と、 思ってしまった。

2021/04/13

寂しがり屋の狼さん

【乙女の本棚】シリーズ13冊目📚️「私の運命を決定て下さい」浦塩(ウラジオストク)の町で、1人の男が話しかけてきた。彼が語るものは、兵隊時代の話と、それにまつわる『死後の恋』について…押し絵は『ホノジロオヲジ』さん。同シリーズの【瓶詰地獄】や【外科室】とは違い、黒を基調とした今回の押絵は作品の魅力を引き立ててます。(*^.^*)

2020/01/26

優希

残酷だけれど美しい。歴史を下敷きにして繰り広げられる久作の世界。挿絵とともに恐ろしさの中にあるきらめきを楽しみました。

2023/11/10

ちえ

シベリア・ウラジオストックで、出会う人に自分に起きた話「死後の恋」を聴いてもらおうとする元白軍兵士。ロマノフ家の謎からこの話を作り出した夢野久作の才能、絵も綺麗だ、でもこの話は逆に絵がない方が狂気と恐怖を堪能できるかもしれない。初めて読んだ高校の頃の(読むべきではないものを読んでしまった…)あの感覚を思い出す。沢山の人を引き付けてきたロマノフ家の謎が最終的に解けたのは2007年、つい最近なのだから。

2021/06/20

キジネコ

遠目に表紙を眺める度に左側の人物が骸骨に見えて仕方がない。帝政ロシアの終末・ロマノフ家の最期にまつわるアナスタシア皇女生存説と数々の偽物の登場という皮肉な顛末が材?とかなんとかって頭の隅っこで思いつつ、つつつつ。題名は?男装の兵士として素性を偽り軍に隠れた皇女の恋心の純情と、隠された思いに気付かず彼(彼女)の懐中の財宝に目がくらんだ男の慙愧が主題なの?重層的な心理の綾が編み込まれている様で、とても込入った設計図をもった小説だなあって感想です。悲しいばかりの話はじれったく好みから遠いなあって正直思いました。

2024/04/25

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