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ノーベル文学賞のすべて (立東舎)

ノーベル文学賞のすべて (立東舎)

ノーベル文学賞のすべて (立東舎)

作家
江南亜美子
阿部公彦
日吉 信貴
栩木 伸明
宮下遼
山内 功一郎
松永美穂
澤田直
松下隆志
久野 量一
中村 和恵
中村 隆之
栩木 玲子
柳原孝敦
田尻芳樹
北田 信
岡室美奈子
江田 孝臣
平野啓一郎
坂本 葵
野谷文昭
鈴木 雅雄
三神 弘子
斎藤 寿葉
萩埜 亮
都甲幸治
出版社
立東舎
発売日
2021-09-17
ISBN
9784845636556
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ノーベル文学賞のすべて (立東舎) / 感想・レビュー

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Vakira

最近ジョゼ・サラマーゴさんの本を読んだ。ジョゼさんはノーベル文学賞を受賞している。僕の読歴から誰がいるかなと思いを巡らすと、スタインベック、サルトル、ヘミングウェイ、フォークナー、ガルシア=マルケス、バリガス・リョサ、カズオ・イシグロはノーベル文学賞を受賞している。カミュさんも。Butカフカさんは受賞していない。最近気になる作家、アービングもマッカーシーも受賞していない。Why?どんな基準?って思い読順変更して読んでみた。まずは何故ノーベル賞が設立されたか。それは人類に対する、死の商人の償いであった。

2021/11/02

ころこ

以前『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち』から数年連続して従来の作家像ではないアレクシェーヴィッチやボブ・ディランを当てたことがありました。驚くと共にノーベル文学賞には明確に新たな指向があり、我々が普段文学といっているものとは違う文学観が選考の基準となっていると感じました。本書はそれがアップグレードされています。前著と同じく候補者のリストが掲載されており、今年の受賞者がここに載っているはずです。浩瀚いわれているように村上に加えて多和田葉子が入り、ソローキン、ウェルベック、それと中国の作家が増えています。

2021/09/22

きゅー

川端康成がノーベル文学賞を受賞するに至った舞台裏の話が非常に面白かった。外務省の関与や、留学生を偽装した極秘調査、日本人のノーベル文学賞に対する意識調査など、受賞から50年を経たからこそ明かされた当時の状況はまるで小説のようだった。その上で、都甲幸治の言う「ノーベル文学賞なんてしょせんお祭りなんだから、その程度と思って楽しんでしまえばいいのではないか」に首肯させられた。ノーベル文学書受賞者、候補者(と推察される方々)の作品紹介も参考になった。似たような本はいくつか出版されているが、その中では一番良かった。

2022/03/14

天晴草紙

240ページほどの本に大げさな題名だが、川端康成のノーベル賞受賞経緯とか三島由紀夫が異常に欲しがっていた話など意外と面白かった。各作家の紹介は玉石混交で、ページに余白が多いのはもったいない。せっかくなのだからしっかり書いてほしいものだ。受賞が期待される作家たちにジョージ・R・R・マーティンが挙げられているのに最近噂になったスティーヴン・キングがないのは残念。日本人作家は村上春樹と多和田葉子しかいないのだろうか。短歌や俳句から受賞者が出るのは百年後? 千年後?

2021/12/04

たろーたん

日本人でノーベル文学賞を受賞したのは川端康成と大江健三郎だけど、候補になったのは他にもいるらしい。谷崎潤一郎、三島由紀夫、西脇順三郎、賀川豊彦、井上靖がそれだ。個人的に割腹自殺の三島由紀夫と変態の谷崎潤一郎がノーベル賞候補だったことに驚きを隠せない。これを機に、ノーベル賞候補だった人の小説も読んでみようかな。あと、個人的にサミュエル・ベケット、カミュ、ヘルマン・ヘッセ、バードランド・ラッセルがノーベル文学賞を取ってたのは驚きだった。知らなかった…。

2023/02/03

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