メタモルフォーゼ オリジナル版 (立東舎)
メタモルフォーゼ オリジナル版 (立東舎) / 感想・レビュー
ムーミン2号
雑誌掲載オリジナル版の『メタモルフォーゼ』。このシリーズは6作品で連載は終わってしまった。内容も面白さも(時に怖さも)圧倒的であるだけに、残念なことだけど、当時(1976年から77年)手塚さんがその他にも多くの連載を抱えていたことを思えば仕方ないのかも知れない。この中では特に「ウォビット」がお気に入りの作品である。オリジナル版と銘打っているが、単行本版との相違はあまりないらしい。もうひと作品『こじき姫ルンペネラ』がオリジナル版として収録されているが、こちらは単行本版とは相当異なっている。
2022/10/29
KDS
短編連作の「メタモルフォーゼ」のオリジナル版。第一話の「ザムザ復活」は当時の月刊少年マガジンで読んでいて、単行本に収録された時にラストの2ページが描きかえられているように思っていたのだが、今回初出版を読んでみると…単行本と一緒だった。成虫に変態したザムザが窓を突き破って博士の部屋へ侵入した時に「ザムザ…ザムザ!」と自ら名のるシーンがあったような気がしていたのだが…記憶違いだったみたい。他の短編も特に違う箇所はなかった。中編の「こじき姫ルンペネラ」は改変されたバージョンすら未読の、今回が初読みの作品である。
2022/10/29
亀
変身もの手塚の真骨頂を感じる。レンペネラ、こんな大人向きのがあったとは、目が釘付けに!
2024/10/12
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