人間の土地
人間の土地 / 感想・レビュー
kanata
復刊。まだ‘生きる島’時代の長崎『軍艦島』と、櫻島の灰をかぶり続ける鹿児島『黒神村』の白黒写真。どちらも今はまったく姿を変えているので、時の流れに思いを馳せて。20歳を過ぎたばかりの青年によって撮影されたとは思えない。カラーではないためか、色が濃く、人々の表情もはっきりと描写されている。ゴーゴーと、地響きのような、その土地の人の抱える重荷と日々の暮らしのような音が聞こえるようだった。大人たちの噛み締めた表情、子どもたちの笑顔と、遊ぶときの溌剌とした動きが印象に残る。
2018/05/20
Ken
島に住んでいる人たちをよく捉えている
2019/01/25
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