神聖自然学 (Fantastic Dozen 2)
神聖自然学 (Fantastic Dozen 2) / 感想・レビュー
Като́н
ショイヒツァーのことを知ってる日本人がどれだけいるかは知らないけど、カレル・チャペックの『山椒魚戦争』読んだことある人なら分かる。彼は結構日本と繋がりの深い人で、まずアルプスで発見した骨を聖書に出てくる大洪水で死んだ古代の人間のものだ、という主張をしたが、のちキュヴィエにより山椒魚のものだと明らかにされた。しかし彼は発見者のショイヒツァーの名前をつけた、そしてその山椒魚は日本で生き残っていることが判明する。
2024/11/04
小林ミノリ
18世紀に出版された大著、ショイヒッァーの「神聖自然学」抄訳版、旧約から新約までの聖書の記述に科学の光を照射し、細密な銅版画で図解、聖なる奇跡とバロック科学の奇妙な結合、紙上に屹立する信仰のパノラマ、目玉のハライソ。
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