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怪物誌 (Fantastic Dozen 12)

怪物誌 (Fantastic Dozen 12)

怪物誌 (Fantastic Dozen 12)

作家
荒俣宏
出版社
リブロポート
発売日
1991-04-01
ISBN
9784845705481
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怪物誌 (Fantastic Dozen 12) / 感想・レビュー

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ROOM 237

ラヴクラフトとはなんぞや?と怪物は興味皆無だったけど、推しの古書店で発見した荒俣先生監修ハイクオリティ図版集に興味津々。大昔は海の生き物を静止画で見るタイミングがなく、アザラシやタコを怪獣だと思い描いたという。そうして顔だけ人面の奇怪な怪物として伝えられた。ゲスナー、ベルトゥーフ、レチフから出典のカラフルな怪物絵がズラリと。マイベストは中国の怪物誌「百獣図」。お隣りだけあって親しみの湧く絵で特に小さな蜂の怪物「文文(ぶんぶん)」は可愛くて可愛くて。ラストには平賀源内が家財投げ打って買った動物誌も掲載。

2020/03/07

白義

時代の例外的存在、反自然の象徴としてもてはやされた怪物たちの図象をゲスナーの「怪物誌」からレチフの「南半球の発見」、中国からは「百獣図」まで引っ張り掲載。古くは15世紀から新しくは18世紀まで、リアリズムと怪奇性が合わさったおぞましくも魅惑的な化け物たちが勢揃い。中でも二本の手を持った人魚のようなジェニー・ハニヴァーは、まさにオカルト系ブログでたまに話題になるUMAの「ニンゲン」そのものの姿で、ついに元ネタに出会えたぞと感慨深いものがあった。今は普通にいる生物も怪物っぽく書かれてたりする

2013/03/05

Takashi Edamoto

ゲスナーの『怪物誌』のカラー図版が見られるだけでも貴重な本。 バロック時代当時の怪物観や、当時の図版の妙なリアリズムは見ているだけで面白い。 もう少し系統立てたものが見たくなる本。

2014/02/18

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