春歌: 小林恭二初期句集 (a-tempo 8)
春歌: 小林恭二初期句集 (a-tempo 8) / 感想・レビュー
warimachi
「浴槽にレモンを詰めて悲しむ日」「風光る宇宙幽霊来て笑ふ」「鳥人は絶えももんがの飛ぶばかり」「ふりむけばいつも白鳥死ぬところ」「春本の伏字よ今宵×××せむ」「芋うゑて狼(ぬくて)・山猫・象・ゴジラ」「はっきり言ふお前は異常な日時計だ」「冬うららふたごのひとりさらはれて」……なんか、和むなあ。
2012/04/24
スズキィイ
「初期句集」とあるが、俳句や句会について著作で紹介し続けている作家唯一の句集。季語やモチーフ、句作のユニークさや新鮮味は、あとがきにあるように例外を除いて「二十歳から二十三歳までの」若かりし頃の作品だからだろう。イラストは面白いが、あくまでも添え物である。三鷹市の水中書店にて購入。
2022/09/01
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