体内の蛇: フォークロアと大衆芸術
体内の蛇: フォークロアと大衆芸術 / 感想・レビュー
tkdmsk
ハリウッド映画やタブロイド新聞、都市伝説といったメディアを介した大衆娯楽に見られるフォークロア・神話的要素について。『エイリアン』や『E.T.』『悪魔のいけにえ』『ウォー・ゲーム』など。
2015/08/05
massn
絶版なのが惜しい名著。大衆芸術をフォークロアの系譜と捉えて、映画、タブロイド紙を神話、おとぎ話と対比していく。で、ユングの元型論が云々かんぬん。でも、精神分析と比喩をお座なりに使われてて、筆者が拠って立つ論理がよくわからん。内田樹先生のネタ本?
2013/02/05
すけきよ
アメリカの大衆文化――というより、ジャンクカルチャーを、フォークロアから読み解く、という、ちょっとトンデモ気味な本。まー、要するに、映画『ウォー・ゲーム』は『魔法使いの弟子』、『悪魔のいけにえ』は『青ひげ』になぞらえることができる、というもの。その論理の展開はどうかな、と思わなくもないけど、それなりに面白い。かの有名な『ウィークリー・ワールド・ニューズ』にも1章割かれている。これはまさに現代のフォークロアなのだから、無視すべきではない、と。つまり、東スポも研究対象にすべき、ということだ(笑)
2002/09/24
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