廃墟大全
廃墟大全 / 感想・レビュー
Meroe
「はたして、『廃墟』は目に見えるものだろうか。われわれの周りに『廃墟』が溢れているといったけれども、しかしそれはいったいどこに具体的に存在しているというのか。溢れているのは、廃墟のイメージだけではないのか」(谷川渥「はじめに」)。西洋の「廃墟」趣味を基本としながら、地域としてもジャンルとしても広がりのある、建築、文学、美術、写真、アニメなど、廃墟に関する短めのエッセイ集。個人的には、写真満載の飯沢耕太郎「死せる視線――写真の廃墟解剖学」、それから岡田哲史「18世紀ローマの廃墟をめぐる覚書――ピラネージの時
2012/06/24
fuchsia
廃墟を愛でる行為はネクロフィリアに通じるものがあると思うなりです。寂れた廃屋が好きな人、取り壊し中の生々しい解体現場が好きな人・・。個人的な廃墟ナンバー1はサッポロビール恵比寿工場の取り壊し風景でした。
wm_09
廃墟!廃墟!写真が使われている飯沢さんのや、種村さん、日野さんのものが個人的にはよかった。(清)
2010/02/05
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