風雲児たち: ワイド版 (第1巻) (SPコミックス)
風雲児たち: ワイド版 (第1巻) (SPコミックス) / 感想・レビュー
朝日堂
実に30年以上前から始まり、現在(2013/07/18)も連載されている「江戸から幕末、明治に至る歴史漫画」である。第1巻は「関ヶ原の乱」とあってとにかく登場人物が多い。画風がギャグタッチであるため、徳川家康と吉川広家、宇喜多秀家などが非常に酷似していて、区別がつかず時に迷った。この1巻で人物紹介を終え、徐々に本題に入っていく。歴史モノながら、吉本新喜劇や当時のギャグを下敷きにしているため、時代性があらわれておもしろい。当時のギャグの意味がわからない人のために、巻末にギャグの注釈がありくすりとさせられる。
2013/07/18
pdango
司馬作品『関ヶ原』を読むにあたって、こちらの漫画を再読してみた。1巻は、表紙が竜馬で、中身が関ヶ原。「なんのために関ヶ原にきたのかまったくわからない藩が三つある。すなわち長州 薩摩 土佐の三国であった」幕末を描くのに、なんのために関ヶ原から始めるかがわかる。
2016/10/08
辺辺
面白い。歴史大河ギャグ漫画。第一巻の表紙が坂本龍馬なのに、中身はその時代から四百年も遡って、関ケ原の合戦のお話。ケラケラ笑いながら(褒)学ばせてもらえる楽しさいっぱいで、ノリがギャグだけど、至極真面目な漫画である。情報量が半端ない上、緊迫する場面も多いのに、引き延ばそうとせずとんとん拍子な展開の早さに驚きながらもなぜか肩の力が抜けて読めるのが凄い。漫画はこうでなくちゃ、笑(偏った一個人論である)。なるほどなるほど、色んな要因が重なった結果、勝ち戦が負け戦になったのね。学校の歴史教科書に載せて欲しかった。
2015/09/23
禄
子供の頃、幕末に興味があり当時最新刊だったシーボルト登場の巻を読んで、全然幕末じゃなかったけど面白くて、以来愛読してきた漫画。みなもと太郎先生が亡くなり未完結なのはとても残念。もっともっと読みたかった。でも既刊だけでも漫画史に残る大作で、この作品で江戸時代のたくさんの傑物・偉人に出会うことができた。先生のご冥福をお祈りします。また今日から一日一巻ずつ読んでいきたい。まずは関ヶ原、徳川幕府と薩長土佐との因縁がこの戦いから始まる。歴史は壮大だ。大谷吉継がカッコいい。鹿児島出身の人に対して一目置くようになった。
2021/08/21
田中
関ケ原時代の知識がない私には勉強になったが、絵がとギャグが受け付けないけど、慣れれば最後まで読みます。
2020/12/26
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