風雲児たち: ワイド版 (第10巻) (SPコミックス)
風雲児たち: ワイド版 (第10巻) (SPコミックス) / 感想・レビュー
ミナ
ロシアの日本語学校の歴史が興味深い。漂着した者はだいたい現地人に殺されていたことも考えると、大黒屋光太夫たちは友好的で穏やかな民族のところに流れ着いて幸運だった。定信ちゃんは孝行者の表彰で人気取りか…。彼のやり方はやっぱり好かん!
2021/01/20
そのじつ
歌舞伎で大黒屋光太夫エピソードを観て読みはじめた。ようやくロシア本土に上陸するも、対応をたらい回しにされ徐々に首都へと近づいてゆく光太夫一行。第六章ではロシア、コサックの英雄イエルマークの名が挿入され、ピョートル一世と漂流日本人のエピソードへ。ピョートルも風雲児魂のひとりなんだな。光太夫、イルクーツクでラックスマンと出会う。日本:松平定信の寛政の改革。林子平『海国兵談』の板木を彫っている。最上徳内・高山彦九郎は牢に入れられたり過酷な運命に差し掛かる。寛政元年、フランス革命おこる。
2019/11/26
もくたつ(目標達成)
大黒屋光太夫たちが荒れ狂う海を抜け出し上陸できて安心した。浅間山噴火の前に右往左往する人間達には、大自然の中での人間の無力さを感じる。高校時代に田沼意次と意知は賄賂政治だったと学んだが、これとは異なる描写に、事実を積み重ねて史実を学ぶことの大切さを知った。
2017/07/01
ツキノ
最上徳内、おふでと出会い結婚、別れと江戸にて感動の再会。寛政の改革で失われたものもある。「庶民のに書物など必要なし」とはなんという横暴か。林子平「隠密を好む政治は国を亡ぼす」。今もイルクーツクに残る日本語学校。
2017/10/19
らっそ
通算1,234冊目。 保守派って怖い。今の勤務先の恐怖政策を見ているような幕臣たちの振る舞い
2016/12/09
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