風雲児たち (幕末編 18) (SPコミックス)
風雲児たち (幕末編 18) (SPコミックス) / 感想・レビュー
ロッキーのパパ
安政の大獄を行ったことで徳川幕府の終わりが始まったことを改めて思い知らされた。それを同時代で見抜いていた木村敬蔵というのはすごい人物だ。著者も還暦を過ぎたことだしどこまでかけるか分からないけど、このように埋もれていた人をこれからも書いて欲しいな。
2010/12/28
fonfon
シーボルトとおたけさん、イネの30年ぶりの再会、あまりに昭和テイストな情けないギャクの連続にあきれはてつつも同時に涙がポロポロ流れてしまう、、みなもとワールドの真骨頂を久々に堪能。「大老のお指図に従いこの評定を行なわば徳川の天下これきりになるべし」と安政の大獄を見切っていた木村敬三にことんと打たれ、正義の味方ははた迷惑、を地でゆく吉田松陰にハラハラどきどき。風雲児たちは、途方もない名作ですよ!
2011/01/03
CCC
井伊直弼が陰謀論者みたいになってて笑った。なにもかも水戸のせいなんだ……。シーボルト家の再会は気になる引き。どういう方向に話が転ぶか。あと安政の大獄をまともに精査して全部無罪の結論を出した役人の話が好き。こういう小エピソードがこまめに挟まれるのもこのシリーズの魅力。こういう小話から、問題だらけの幕府にもちゃんとした人材がいるのは感じられる。まあみんなお役御免になるわけだけど。
2021/09/07
DWAT
安政の大獄の認識が随分と変わった 井伊の施政は幕府体制の維持のための信念によるものだと思っていたのだが(独裁の是非は別として)、正論を主張する永年の側近まで粛清しまくる姿は、疑心暗鬼状態の恐怖が、権力しかよりどころがない独裁者が陥った狂気によるものだったのか、と
2010/12/28
もくたつ(目標達成)
高野長英の傍若無人ぷり。
2017/09/18
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