蝶のみちゆき (SPコミックス)
蝶のみちゆき (SPコミックス) / 感想・レビュー
いっちゃんず
幕末から明治の長崎丸山を舞台にした、花魁・几帳太夫の物語。お気に入りさんの感想でとても読みたくなり、かなり探しまくって購入。リイド社の本だけに劇画っぽいなあとか思いつつ読み始め、やがて物語に引き込まれて一気に読了。几帳の、あまりに深く純粋な愛情。そして、P105の何とも言えぬ表情を始めとする、几帳の美しさ。緻密な遊郭や街並の描写も含めて、漫画作品として完成度がとても高い。作者は何者なのだろう?この感想を読まれている方、書店でこの本を見かけたら、ぜひ表紙だけでも見てみて下さい。
2015/04/14
cockroach's garten
再読。繊細極まる絵と、儚き物語に歎息と美的感情が、私の内をいりまじる・・・。
2016/06/24
kazmimagica
連載時から女性の描写に惹かれ、待ちこがれて購入しました。 切なくて、切なくて、そこが好きです。 連載時に比べ、カラー頁が少なくなったのが残念かな。
2015/01/31
ちゅうこ
作者の地元長崎円山の描写が深く書き込まれて、感動ものです。遊女の姿も美しくて、生活感があっていいです。これぞ、本物の遊郭ものです。フランスのバンド・デシネの影響を受けた作家さんなんですね。書き込みが細かくて、堪能しました。
2015/02/02
江藤 はるは
憂いを帯びた花 望む 果てる
2020/04/29
感想・レビューをもっと見る