ひとのこ 上 (ボーダーコミックス)
ひとのこ 上 (ボーダーコミックス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
天戸童の掌には聖痕がある。その聖痕を見るまでもなく、いや、人の心が読める能力を知るまでもなく、天戸は現代のキリストなのだということがわかる。狂人のような振る舞い、支離滅裂な言動があってさえも、彼はやはりキリストなのだ。「だ・か・らさ いちいち言葉につっかかんなよ そうやって言葉ばっか使うから勝手に意味あるみたいにカン違いするんだって」彼は、揺れる人の心を読み、あえて挑発し、弄ぶ。「マジメな人間の考える現在進行形の運命の物語 でもそれな 自己分析じゃなく自己陶酔ですから」(つづく)
2021/10/10
イシザル
ドストエフスキーの「白痴」のオマージュ? 現代 日本に、イエスが現れたら? なんか スゴイ 展開と構成。を描ききる画力が素晴らしい。
2021/10/29
とんかつラバー
すごい本読んでもーた…今年に入って最強のインパクトの漫画や…。キリストって当時はかなり奇人だったのでは?と思った事がある。こんこんと諭す説法でなく、ラップのように言葉をまくしたて、スマホを叩き落とす天戸童。あ、キリストって当時こういう感じだったのかも。(実際キリストの言ってた事って当時の腐敗した宗教批判でかなりロックなんだよな)行動に理由や成果を求める事を否定し、デタラメな行為で一瞬一瞬を楽しむ。…って、それタローマンやん!!
2022/10/03
Rove
これ、ワールドイズマインとキーチ!!の先を掘ってみたらこれが見えてきたのかなって思いました。やっと続きが読めて嬉しいです
2021/09/26
おじ
揺れる揺れる
2024/10/18
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