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扇島歳時記 4 (乱コミックス)

扇島歳時記 4 (乱コミックス)

扇島歳時記 4 (乱コミックス)

作家
高浜寛
出版社
リイド社
発売日
2022-08-26
ISBN
9784845861354
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扇島歳時記 4 (乱コミックス) / 感想・レビュー

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たけはる

少女から女性へ変わってゆくたま。しかしその成長は喜ばしいものではなく、そうならざるをえない哀しさを秘めてのもの。ヴィクトールに唄で別れを告げる場面がなんとも痛ましく切なかった。この続編ともいうべき『ニュクスの角灯』はまだ全部読めていないので、集めていきたいと思います。

2022/09/26

Susumu Kobayashi

様々な人生が描かれているけど、たまをとヴィクトールの悲恋が太い筋をなしている。余韻のある終わり方だが、後の展開も気になるなあ。

2024/01/03

チョビ

島田の祖先の物語が始まる予感にドキドキ。お滝の終幕が一番辛いな。ヴィクトール、その男はアカン!と、高浜作品を読み続けると、色々辛い。ただたまの空白の3年はどうだったんだろう。新しい政府のシステムは、よき古い時代のシステムを排除していくその姿にすら失望していく、今の我々の代弁者に思える(個性的な笑顔も失われていくのも含めて。それはヴィクトールの好きなたまじゃないしね)。それでも著者のコラム、本編で使われたコマに別セリフをいれることで、シリアスな場面がとたんに笑いに変わる。漫画のシステムの凄さを感じる。

2022/10/15

hryk

物足りないという気もするし、これでおしまいでよいのだという気もする。

2022/09/10

アルハ

苦楽を共にし限られた世界を共に生き抜こうと誓った友の夭折、異人を本気で愛してしまい地獄の苦しみを得た姉女郎の失踪。自分を守ってくれていた人達の喪失により、否応がにでも己が女であり、搾取される身分である事を思い知らされるたまを。幼く非力ながら自らを一途に愛したヴィクトールの告白をあえて断り、彼女の少女時代は江戸の世と共に終焉する。 その証拠に最後、ヴィクトールに贈った唄を口ずさむ彼女の寂しげな横顔にはもう子供の顔は残されていない。

2022/08/29

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