映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術
映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術 / 感想・レビュー
磁石
映画の脚本についてのハウツー本だけど、今時のネット小説もここに書かれてる書き方が使われているのかも。短く簡潔に、それでいて緊張感を保ち続ける。長く美しいが冗長になりやすい文章よりも、アクション映画を想起させるような文章で、ページをめくらせ/スクロール&クリックさせ続ける。
2016/11/29
k5
面白かったです。キャラクターについての部分で、一瞬退屈かと思いましたが、ストーリーの構築学として読んでいくと腑におちます。しかし、こうしてみるとミステリーの構成って映画的だな、と。
2020/01/12
ヨッフム
ハリウッドの脚本理論を初めて体系化した、シドフィールズの著書。「その面白さを論理的に説明できる脚本ほど、優れている」という価値観が気にいれば、素直に楽しめる本だと思います。映画のプロットを要素分解して、動き、キャラクタ、葛藤、シーン(シークエンス)、会話、アクション、エピソード、ドラマ上の欲求、動機、音楽、場所など、各要素を分析、それを三幕構成に分けてバランス良く組み合わせ、計画的に情報を分配する、というのが主な内容です。理詰めで作品を観る人は、本書を片手にアレコレと、分析して遊ぶと楽しいかもしれません。
2015/04/07
さまい
先日読んだ「SAVE THE CATの法則」でこちらの本が脚本術分野でのバイブルとして取り上げられていたので読んでみた。内容は映画を観る上でも参考になる部分が多く面白かった。ただし、日本語訳がわかりにくい箇所も多々見受けられ残念。2巻にあたる「素晴らしい映画を書くためにあなたに必要なワークブック」では翻訳が改善されていて読みやすい上に今回の復習も掲載されているとのことだったので、そちらも読んで補完したいと思う。
2021/06/03
磁石
いい脚本とはどんなものか? 小説でも戯曲でもない脚本とはなんなのか? その違いを明確にするルールはあって、それらを守っている脚本こそいい脚本になる。映像や音を限りなく凝縮させた文章、短いがそれでいて全てを網羅させるような映画の設計図。著者が選んだ良作映画を構造的に分解して、そこから面白い娯楽になるエッセンスをわかりやすく説いてくれる。これで脚本が書けるとまでは行かないかもしれないけど、脚本というものがどういうものか理解できる。
2014/11/26
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