アピチャッポン・ウィーラセタクン ──光と記憶のアーティスト
アピチャッポン・ウィーラセタクン ──光と記憶のアーティスト / 感想・レビュー
しゅん
今、最も脂がのっていて最も重要で、そして最も名前の覚えられない映画作家がタイのアピチャッポン・ウィーラセタクンだ。本書は、劇映画と実験映画の間を自由に行き来するが故に活動の全貌が見えにくいこの監督の作品に触れるための手引書であると同時に、難解だが奇妙に観る者の心を捉える映像世界の中へより深く潜ろうとする意欲的な批評集でもある。研究者らしい緻密な論を展開する中村紀彦の論考からタイトルの印象だけでとんでもないところまで思索を広げる飴屋法水の文章まで、多種多様な表現が相互に絡み合い、美しいカオスを形成している。
2017/01/31
チエコ
高野秀行さんのタイのピーの話が面白い。またじっくり観てみたい。
2017/04/16
Chihoish
濃密アピチャッポン本。まだ観ていない作品がたくさんあるのでまた上映してくれないかなぁ。なんでツタヤには「ブンミおじさんの森」しかレンタル置いていないのじゃ!!
2017/08/11
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