文学効能事典 あなたの悩みに効く小説
文学効能事典 あなたの悩みに効く小説 / 感想・レビュー
マエダ
とりあえずいつも手に届くところに置いておきたい本書”幽霊に取りつかれたとき”変化に抵抗があるとき”肉食がやめられないとき”と様々な症状に対する処方箋である。訳者が金原瑞人さんってところで即購入
2017/07/26
ベイマックス
おもしろかった。またまた読みたい本が増えてしまいそうだけど、翻訳本に苦手意識があるのでどうしよう。「悪魔に魂を売り渡したくなったとき」など、チョイスの言葉がセンスいい。
2022/11/25
コットン
項目ごとに処方箋としてのオススメ本の紹介があるビブリオセラピー(読書療法)本。例えば仕事中毒のときでは『緑樹の陰で』トマス・ハーディ、『たのしいムーミン一家』トーべ・ヤンソン で後者ではスナフキンの自由さがいい。また随所にオススメのラインナップがある。例えばおすすめの短編・中篇小説では『ティファニーで朝食を』『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『かくも悲しい話を』『アメリアの島』『フラッシュ 或る伝記』『チェスの話』と。未読のものがあるので機会があれば読んでみたい。
2020/02/21
momogaga
図書館本。悩み多き私には、幸福本でした。小説を読む効用は複雑な状況を他人の目で見ることができることですね。それにしてもこの事典を読んで、読みたい本が増えたにことだは。
2018/12/22
元気
心身や状況による不調・悩みなどを、独自の読書療法に基づいて処方薬ならぬ「処方本」を紹介してくれる。既読や有名な小説も、心身へのケアという視点でまた違った読み方ができるかもしれない。ただ本書に関しては、親切に記載してくれるぶん軽いネタバレも記述しているので、読む楽しみを減らしたくなければ症状とそれに対する作品名だけ目を通すことをおすすめする。
2021/02/23
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