ATG映画を読む: 60年代に始まった名作のア-カイブ (ブック・シネマテーク 9)
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ATG映画を読む: 60年代に始まった名作のア-カイブ (ブック・シネマテーク 9) / 感想・レビュー
めしいらず
日本アート・シアター・ギルド(ATG)。商業主義に背を向け海外の芸術映画を紹介すべく60年代に発足、70年前後から独立プロと連携し先鋭的な芸術映画を次々に生み出し、80年代末にその役目を終えた。極めて芸術性が高く難解、高踏的。観客受けは悪い。だが慢性的な資金難だからこそ皆が知恵を出し合い、低予算ながら新しい試みが次々と打ち出された。70年代のATG映画は間違いなく世界の最先端だったのだ。80年代からのミニシアター・ブームはある意味で自己犠牲すら厭わぬ彼らの情熱の賜物だろう。その歴史の全てがこの一冊にある。
2017/11/26
n75
51.これはずっと前から持っていたのに何作かの解説くらいしか読んでいなかったので、葛井さんの「遺言」と並行して読みながら、そちらに出てきた作品を順次追いながら読んでいった。パンフレットとなる「アートシアター」に寄せられた解説なども読むことができ、非常に有意義でした。
2020/05/21
臓物ちゃん
大島渚!寺山修司!若松孝二!邦画がギラギラしていたあの時代の煌めくカルトな大スターたちが軒並み名を連ねた伝説の映画会社の全作品をまるっと解説した鬼たまんねぇ一冊。『新宿泥棒日記』『不連続殺人事件』『逆噴射家族』とかどれも観たすぎて悶絶するな!『東京戦争戦後秘話』は何故かアマプラで観れるぜ。他にも全く踊らないインド映画など、爽やかだけど重そうな海外映画も目白押し。
2019/12/04
床ずれ
芸術家気取りの映画好きなら必ず一度は出会うであろうアートシアターギルド映画。その全ての映画が解説付きで掲載されています。くぅ〜
2013/10/01
教育
よかったです。
2021/02/25
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