悪魔の栄光 (論創海外ミステリ 46)
悪魔の栄光 (論創海外ミステリ 46) / 感想・レビュー
紅はこべ
私立探偵ポール・パインは謎めいた美しい人妻に誘惑されたり、後頭部を殴られて失神したり、他殺体を発見して警察に睨まれたり、いかにも正統派ハードボイルドの展開。勿論語りに皮肉めいたユーモアや隠喩は欠かせない。ポール・パインの特徴は彼自身ハードボイルドの小説や映画が好きで、それらの主人公と我が身を比べたりする、自己批評的な面がある所。依頼人の目的がイエスキリストの直筆の古文書というのは、大風呂敷を広げすぎた感が。ミステリらしい意外な結末が待っています。
2010/11/24
kanamori
☆☆☆
2012/09/27
由綾乃
ハードボイルド。この国でこそのミステリという感じです。
2012/07/01
水浅葱
「ザ・王道」って感じ。あまり面白さを感じない。
2010/08/01
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