やってきたゴド-
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やってきたゴド- / 感想・レビュー
ネロリ
表題の「やってきたゴドー」のみならず、この本全体が一貫した印象。表題作は、ゴドーがやって来る。やって来るんだけど、ウラジーミルもエストラゴンも、認識しつつ特別な反応を示さない。戸惑うゴドー。他に、受付だけを行う女性たちや、虚言と盗癖の女性などが登場。ゴドーで感じた、記憶の曖昧さ、アイデンティティに欠けた登場人物たちの与える不安と可笑しさに、それぞれ独立した戯曲とはいえ、3篇通して楽しめた。
2012/08/13
おっつー
ゴドーはやってきたけどやってこなかった。何が真実で何が嘘なんだろう? もしかすると二つは一緒なのかも…
2013/11/25
ポチ
ゴドーを待ちながらをベースにどのような話になるのか知りたくて。翻訳版ゴドーを待ちながらの口調のイメージがある為、台詞に些か役別節を感じます。会っているのに会えてない。これはこれで不条理。
2013/01/29
ばんぶー
言うまでもないですが、「ゴドーを待ちながら」を踏まえてます。やっぱり舞台でみたいなあ。
2024/02/19
葛
やってきたゴドー 犬が西むきゃ尾は東 風のセールスマン 2010年9月20日初版第1刷印刷 2010年9月30日初版第1刷発行 著者:別役実 装丁:奥定泰之 発行者:森下紀夫 発行所:論創社 編集:高橋宏幸 定価:本体2000円+税
2020/10/25
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