中島らも戯曲選 (1)
中島らも戯曲選 (1) / 感想・レビュー
HANA
戯曲二編を収録。言葉遣いの端々に独特の物を感じさせ、著者の作品を夢中になって読み漁った時期をつい思い出す。「こどもの一生」もその時期エッセイに書かれていたものを読み興味を持っていたのだが、ここでついに読むことが出来ました。ただ思っていたのとは違い物語のキーマンが出てくるのが終盤なため、思ったよりホラーではなかった。やっぱり直接的な描写が無いためで、戯曲は上映されるのを見てこそだな、と思わせる。「ベイビーさん」も奇妙な空気感を持った作品で、ラストのある行動とその後が実にいい。久々に著者の世界を味わえました。
2019/09/29
やまねっと
中島らもの子どもの一生を読むと大学時代のヒリヒリした日常を思い出す。 ライフワークだったリリパットアーミーでの作品はのびのびとした雰囲気が筆致からも感じられる。 いずれの作品も初演の台本だと思う。作品の古さを感じるが、誰か大幅にリライトして新たに演って欲しい作品群である。 戯曲集第一弾とあるが、第二弾が出る気配がない。気長に待つので全集として続刊を望む。
2019/10/14
葛
2011年10月30日初版第1刷印刷 2011年11月10日初版第1刷発行 編集、高橋宏幸 発行者、森下紀夫 発行所、論創社 台本資料、玉造小劇店 初演 子どもの一生(1990年)、ベイビーさん~あるいは笑う曲馬団について(1992年)
2017/12/11
メル
PARCOでの舞台が面白かったので、戯曲を。
2013/09/07
ゆんふぁ
戸次シゲちゃんがでてた,というだけの理由で興味を持って読んだのですが…面白かった。笑いから恐怖,そしてラストへのストンとしすぎる高低差がたまんなくかっこいい!そしてシゲさんはこの中では柿本役だな,とか想像しながら読んでたのにいざ調べてみたら先生役でびっくりした。
2013/07/17
感想・レビューをもっと見る