極私的ミステリー年代記 上 1993~2002
極私的ミステリー年代記 上 1993~2002 / 感想・レビュー
KAZOO
小説推理という雑誌に連載した、海外ミステリーの商標を上下巻に20年分を収録したものです。北上さんのミステリー解説には私は一定の評価をしていてあとがきなどで北上さんの名前が出ると安心して読んでいたものです。上巻は1993年から2002年までのもので毎月1冊で120冊分の解説があります。結構読んでいない本があり、また読みたい本が増えました。
2015/10/26
天晴草紙
それにしてもものすごい読書量だ。これでは、昔読んだ本を忘れているのにも納得と思いつつ正直な北上さんに好感を抱いた。人物造形、ディテール、描写力、ストーリー展開などをキーワードに次から次へと傑作を紹介し、つまらないものは大御所でも斬っていく。また読みたい本が増えた。少なくとも23冊。上巻は本屋では手に入らない本が多く図書館のお世話になります。
2014/03/17
よしだ まさし
北上次郎『極私的ミステリー年代記(上)』論創社を読了。 「小説推理」に連載している翻訳ミステリー時評の20年分を収録した分厚い上下本の前半10年分。実は、下巻の方を先に読み終えていて、上巻が後回しになってしまったのだけれど、特にどちらを先に読んでも問題はない。なにしろ、ひたすら、延々と翻訳ミステリーのレビューが続くのだ。 毎月4~5冊程度の翻訳ミステリーが取り上げられているのだけれど、4冊として1年間で48冊。10年で480冊。20年で960冊。読みながら「おっ、この小説は面白そうだぞ。機会があった
2015/06/03
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