三島由紀夫と一九七〇年
三島由紀夫と一九七〇年 / 感想・レビュー
犬
三島の政治的思想、行動に興味を持ち、関連書籍として本作を手に取った。両氏の対談は、当時の時代を知らない後追い世代として、大変興味深いものであった。ただ、収録されている、三島が榊山保名義で執筆した同性愛切腹小説「愛の処刑」は、とても読めなかった。やはり同様の気持ちの悪さを感じ、途中で断念した沼正三の「家畜人ヤプー」を思いだし、嗜好の面では相容れない物を感じてしまった。ちなみに、思いだしついでに家畜人ヤプーを調べてみたら、三島が絶賛していたとの記述が。やはり同じにおいを感じたのは正しかったようだ。
2012/06/19
Gen Kato
再読。付録のDVD(『MISHIMA』)目当てで購入したんですが、本文(とくに板坂・鈴木対談)も読みごたえがありました。
2014/08/19
ポルポ・ウィズ・バナナ
板坂・鈴木対談がすこぶる面白い。文脈を無視してプロレス話を盛り込む板坂。それを全く受けることができない鈴木。この良い意味でも悪い意味でも牧歌的な左右の対談が羨ましく思えるぐらい震災後の日本の思想状況は劣化している。パンチラインは「民族を表現するのは国家ではなく文化だ。昭和の軍国主義は文化を国家にすりかえて暴走したのだ」
2014/05/22
臓物ちゃん
ウホッな切腹小説「愛の処刑」を読みたいがためだけに読む。なんかすごい、生き生きしてるな三島さん。書いててチョー楽しい!という思いなら凄く伝わってくる。なんつうかこれは今でいうと、漫画家が息抜きのために描いたエロ同人ってことなのだろうか。逆に言えば、こういうアホなのが書けなくなっちゃったからリアルで切腹しちゃったのかも、と想像してみる。
2012/07/24
fandora
漸く、読み終わった。何ヶ月もかかった。。とても読み難く、解り難い内容だった。
2012/03/15
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