愛という字 (東芝日曜劇場名作集)
愛という字 (東芝日曜劇場名作集) / 感想・レビュー
ぶんこ
昭和の香りが漂ってくる物語でした。表題作以外の2編は、同じような土台の夫婦の物語。特攻隊として出征する時に書いた遺書と老母。戦後生まれの私ですが、まだどうにか特攻隊の事、送り出す家族の思いがわかる世代。令和となった若者たちには通じるのでしょうか。生き残って帰ってきたけれど、母は歳とり自分は妻子優先の日々。例え3畳間でも母を引き取って一緒に生活するには色々あるもの。表題作は母娘の戸惑いと、母を女性として認めようとする娘に感じ入りました。向田さんの作品にたまに接するとシミジミといいですね。
2019/08/09
オレンジ。
向田さんの本を見つけて読んでみた。東芝日曜劇場名作集というだけあって、 やはりドラマ仕立てだと思った。飛行機事故で亡くなってから何十年も経つのだなあと感慨深かった。
2016/10/04
ゆりっぺ
1998年11月3日
感想・レビューをもっと見る