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美術でめぐる日本再発見 - 浮世絵・日本画から仏像まで -

美術でめぐる日本再発見 - 浮世絵・日本画から仏像まで -

美術でめぐる日本再発見 - 浮世絵・日本画から仏像まで -

作家
和田彩花
出版社
ワニブックス
発売日
2016-03-12
ISBN
9784847048272
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美術でめぐる日本再発見 - 浮世絵・日本画から仏像まで - / 感想・レビュー

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アキ

山田五郎のオトナの教養講座で相手役のワダちゃんの素顔を見られて満足です。15歳でアイドルグループ・アンジェルムのリーダーとして活動し、三菱一号館美術館で偶然マネの絵を見てから美術にハマり、大学で美術史を学ぶなんて面白い経歴ですね。印象派から浮世絵に興味を持ち、この本では好きな浮世絵を取り上げて20代の女の子ならではの感想が綴られています。歌麿はアイドル専門のフォトグラファー、国貞とマンガの類似、国芳の猫好き、月岡芳年と妖怪、清長の鳥居派とアイドル文化、浮世絵はファッション誌という見方が新鮮でした。

2021/10/09

ケン・リヴィングストン

もはや「文筆家・和田彩花先生」である。私たちがハロヲタとして親しみを込め「あやちょ」と呼んでいるアンジュルム・リーダーの和田彩花は、優れたパースペクティブと素直でいて力強い文章力を持った独特の絵画コラムニストだ。浮世絵は当時高尚な芸術ではなく、さながら現代のアイドルのピンナップポスターのような存在だった。現代人と江戸の人々の感性の共通点を探り、「江戸ポップカルチャー」とでも言うべき江戸の人々の風俗に思いを馳せる。和田先生の文章によって、あなたも江戸の町人がグッと身近に感じられるに違いない。

2016/12/22

リカーズ

美術の解説とは言えないけどこんな見方もあるんだなって、なかなか人と話すことないし、それがアイドルという特異な経験を持ってる人の感覚ならなおさら。半分写真集みたいな感じだけど上野のは服も表情も可愛い。美術に関して前書より確実に深度が増してる!

2019/01/28

feodor

今回は浮世絵にシフトしての美術論。浮世絵の商品性とアイドルの商品性がうまく重なりながら語られていたのはとてもおもしろかった。尾形光琳の『風神雷神図屏風』(宗達の模写)とか古賀春江の『海』とかチョイスも良かった。浮世絵に興味持つまでの感じとか、ものすごく同感のところもあった。

2016/08/08

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