死の練習 - シニアのための哲学入門 - (ワニブックスPLUS新書)
死の練習 - シニアのための哲学入門 - (ワニブックスPLUS新書) / 感想・レビュー
テツ
薄く、濃く、ぼんやりと、明確に、そのときによって勢いは違うけれど死について日常的に考え続けている。誰もが幼い頃に自分がいつか死ぬという考えに支配され頭が爆発しそうになったことはあるだろう。それをすぐに忘れてしまえた人間と、そうできなかった人間がいる。死とはなんなのか。何故死ぬのか。どうせ死んでしまうのに生きるために必死にならなければいけない理由はあるのだろうか。中島先生の塾にもたまに参加させて頂いて自分なりに考え続けても当然答えは出ない。でも、それでも、いつまでも死の周りをウロウロして考え続けるしかない。
2020/12/06
garyou
時間の考え方が書いてあつたので手に取ってみた。ブルーバックスに並ぶような本を読んでみると時間はないことになっていたりして、科学で解明できないことは哲学しかないかと思ったからだ。読んでみておもしろかったしこういう考え方をするのかとも思ったけれど、個人的には吉田健一の『時間』とかジェイムズ・グリックの『タイムトラベル』にあるような話の方が好きかな。でも今後の時間の使い方について考えたいならこの本だと思う。
2021/08/16
taka
何冊も著者作品を読むが、哲学は分からん。
2019/02/24
lily
時間論、存在論はやはり私は何処へも連れて行かれない。驚きもなければ心の変化も無い。この種のベクトルは方向も無ければ大きさも無い。死んでも物理学的に減らないと分かったとしても善く生きる事にも死の練習にも無関係のように思える。50年後に読むと違うのかも。
2019/02/10
アスワンハイダム
哲学というのはかなりご都合主義な学問で、天動説が当たり前の時代やキリスト教が絶対だった頃、そこの矛盾をどうにかこうにか煙に巻いてやり繰りする「屁理屈」の学問だと分かった。そして答えのないことを考えることってのは「贅沢な時間」とも言える。
2021/04/02
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